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父が子に教える昭和史

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ここんところ飛行機づいていたので、
ANAの機内誌なんか5回は熟読した。
柳家喜多八の「やかんなめ」に及んでは6回は聴いた。もう冒頭の「つかみ」なんざそらんじて・・・
「病なんてぃやつは・・・もんでございまして・・・」と、つかみならアタシも山野ホールで一席ブテそーな感じ。(←思い上がり)

さすがに機内でヒマをつぶすための本を福岡空港内で購入した。

文春新書「父が子に教える昭和史」・あの戦争36のなぜ
税込み¥777。
のった飛行機がBoewing777。(←ウマイ!)

副題どおり36のテーマに・・たとえば
昭和恐慌・なぜ起きたのか?
満州事変は侵略だったのか?
などなど、国家の品格の著者・藤原雅彦さん、ナベツネさん(この題名はショックだよ)、水木しげるさんに至るまで、各界の論客がペンをふるっている。

この本、アタシにとって秀逸。

こー解釈すべきなのか・とか・そーだったのか・など感心しきり。

論文のようにカタッ苦しくなく、とても読みやすくわかりやすい。
それに現在に通ずる問題点をさりげなく諭しているから納得も倍増。
ほとんどの先生、書いているうちに、後半、怒っている。これもまたちょっぴりのユーモアに感じて、この本の立ち位置をゆるやかなところにしている。

久々!
何度も読み返してみようと思った本は。