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フィアット・チンクェチェント

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この秋、「フィアット500(チンクェチェント)」に、875CCの2気筒モデルが登場するそうだ。
(この車前身のモデルはルパンⅢ世が使用)

イイ響きだ。

こんな(アホな)車を待っていた。(画像1はそのエンジン)

なんてったって中型バイクのエンジンがドーンと車に乗っかってしまった感じ。
コンパクトなエンジンだから、あまった隙間に何入れましょう・・・って、このメーカーほんと何かしそうで嬉しくなる。

いかもターボを積んで高出力と経済性を両立させる、このエンジンはブン回してナンボ・・・ってラテン野郎(失礼)の意気込みが感じられる.

加えてほんとはギュンギュン回して楽しみたい技術者が、ムリヤリ「経済性」をくっつけて役員のハンコ(あっちはサインか)をもぎ取った・・感じがして、またまた楽しくなってしまう。

まぁ、ほんといえば「2サイクル」といきたいところだ。

「2サイクルエンジン」・・・といえば、
画像2を見てちょんマゲ。

これぞ天下に名をはせた、「スズキ・フロンテ・クーペ」さまダ。(クーペじゃなきゃ。普通のフロンテは凡なデザイン)
なにを隠そう、この車はおよそ28年前、初めて車検証に私の名が載った。つまり初めて所有した車ザンス。

この車の特徴は、
・ほんとにバイク用水冷・360CC(当時の軽は360CC)2サイクルエンジンを搭載
・なので循環オイルじゃなくて「燃焼オイル」を使用。ガソリンにオイルを混入させて燃焼させるため、ガソリンの給油と同じで、オイルタンクにオイルを継ぎ足すシステム。
・オイルも一緒に燃やすから、排気ガス→モクモク。今なら通報もの。
・けどなぜかこの排気ガスのファンは多い。フロンテやスバルサンバーなどのモクモクにうっとりしたオールドファンも多いハズ。
・なんたってバイクのエンジン。9000回転くらいまでまわる。
・RR(リアエンジン・リアドライブ)。つまりポルシェと一緒。オツ!
・イタリアのジウジアーロが手がけた今見てもカッチョイイデザイン。
・極小住宅もまっ青の狭い室内・・・なんだけど(運転席と助手席は)レーシングカーのように、ほぼまっすぐ足伸ばせるのでラクラク。
(逆に言えば、前バンパーのすぐ後ろが足。ぶつかったらどーすんだろうね)
・2サイクル、きわめてトルクに乏しい。よってスタートは3500回転まで回してクラッチをつなぐ。(レーシングカーのスタートのよう)
・まとも加速するのは4000~6000回転。そのため常にシフトチェンジを繰り返す。
・当時軽自動車・最速の1台。

今なら運転できん。おそらく。

さすがに見なくなった。
あの当時でも・・・そんなに見なかったシ。

なんの話しだっけ。

そうチンクェチェントの2気筒エンジンだ。

こんな車(もちろんオープンにして)、スーツにネクタイ、ルパンを気取るのもイキだ。